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卒乳まで待てない! 2006:10:04:23:23:01

[ おっぱい ]

本題に入る前に。
断乳を迫られた時』では、断乳と卒乳の違いについて、多くの方が認識していると言いましたが、実は最近そーでもない方(主に、断乳の結果を卒乳と呼んでいるケース)をポロポロお見かけしたので、あえておさらいコーナーを設けてみました。
一応確認をした上で本題に入りましょう。

以下に示すのは私の持つ具体的な解釈ですが、恐らく専門家さんも同じご意見ではないかな?と思っています。

【断乳】
母親が、母親の意思で乳房に何かしらの細工を施す(からしや薬などを塗る、乳房に絵を描く)・とにかく言い聞かせる等の手段を用い、授乳行為を絶つことで、数日間で乳離れを完了させる。

当然、母乳製造の供給と子供側の需要にあえて目をつぶって実行、ということになるので、母親は乳房が張るので苦しみ、子供は欲しいのにもらえないということで、母子ともに辛い思いをすることは否定出来ません。

そのことについて、卒乳を勧める専門家によれば、
「これまでせっかく築いてきた授乳行為による“母子間の信頼関係”に対する裏切り行為でもあるため、事情があって決断を迫られた場合は、それによって問題は本当に解決するのかよく考えてから」
と言う人もいます。

ただ、実際そうとは知らず当たり前のように『1歳過ぎたら断乳』というのがまだまだ根強い考えとなってますので、断乳を選んだ場合は取り組み方とその後のフォローが重要となるでしょう。

尚、断乳を試みたものの、子供があまりにも欲しがって泣くために、根負けしてオッパイをあげてしまい、自己嫌悪に陥ってしまったという方もよくいますが、これは子供側が卒乳時期ではなかったというだけで、ママには何の落ち度もありませんから、ご自分を責めないでくださいね。

【卒乳】
授乳回数が徐々に減り、子供の方から「もういらない」と言葉や態度でその意思を示し、乳離れが完了する。分かりやすく言うと“自然卒乳”“自立卒乳”の略…と思えば断乳との違いが明確になるのでは。
時期として、主に1歳過ぎ〜長く必要とする子で4歳くらいに迎える。但し、早いと1歳前でも突然卒乳してしまうケースも。

卒乳の場合は、色々なケースがありますが、形はどうであれ共通する点は『子供が納得した上で』というところにあると思います。例えば――

:CASE1:
1歳の誕生日を迎える頃には、一日の授乳回数が3〜4回となり、それから更に昼間の授乳がなくなって夜間だけになって、自然と夜も飲まなくなった。

:CASE2:
授乳中に妊娠したため、味が変わったのか徐々に回数が減ってきて、そのうち「おいしくないからもういい」と離れていった。

:CASE3:
「4歳のお誕生日にはやめようね」と前から約束をしていたら、ちょうどその日を迎えた時に「約束だからやめる」と、飲まなくなった。

:CASE4:
回数も減ってきたある日、事情があって数日離れて暮らすことになり、再会したらいつの間にか欲しがらなくなっていた。離れている間は特に泣いて欲しがることはなかった。

:CASE5:
夜しか飲まなくなってきたので、試しに「バイバイする?」と聞いたら「うん。」とあっさり言われ、その通りぱたりと飲まなくなった。
もしくは、試しに断乳を試みたら、泣くこともなく1日であっさり完了した。

…などなど。挙げればきりがないですが、大体こんなもんでしょう。

CASE3に関しては、遠まわしの断乳とも受け取れますが。
もしかしたらまだおっぱいが恋しくても、ママの期待に応えようとしてのことかもしれません。
このケースだった場合は、「期待に応えるために、無理をしてしまう性格の子」であることも考えられますので、今後のためにも一応心に留めておく必要はあるかもしれませんネ。

CASE4・5は、卒乳と言うよりは断乳を試みた時期と子供の卒乳時期がたまたま一致した、という感じでしょうね。断乳に苦戦するママさんにしてみればなんとも羨ましい話です(^-^;)。ただ、このとき母乳の分泌量が現役バリバリだと、お子ちゃまはへっちゃらでもママはヒーヒーなんてのもあるようで。。

さて、断乳=卒乳と呼ぶケースを、何故「違うよ〜!」とあえて指摘させて頂いたか。
それが、ただ単に当人の気持ちの問題で「我々の間ではそういうことにしている」というだけなら全然害がない(?)わけですが、私がオイオイ、と思ってしまったのがですね、いくつかの大手コミュニティ等の掲示板で

「そもそも卒乳って、どういうものですか。どんな風に乳離れをするのでしょうか?」
「そろそろ卒乳時期かなぁと思うのですが、(以下同上)」

…という類の質問に対し、

「まず、決行する数日前から『そろそろおっぱいバイバイしようね』と言い聞かせ、決行日にオッパイに絵を書きます。最初は泣きますが、うちの子の場合は1週間で欲しがらなくなり、卒乳しました。
その後もうっかりすると、物欲しげな顔をされてしまうこともありますので、気をつけてください」

な〜んてレスがついてるのを数件見てしまったわけで、これでは卒乳について知りたい人に断乳をレクチャーしてることになりますよね^^;
しかもここで

「なるほど、ありがとうございました。頑張ってうちも卒乳チャレンジします」

なんてお礼が付いてたら、オイオイオイですよ。…まあ、聞いた側がそれで違和感持たなかったなら別にいいのかもしれないけど…??

余談ですが、「じゃあ離乳ってなんだ?」と母子手帳を見て首をかしげてしまった人もいるかと思います(←私だわ)。
離乳というのは、“栄養の多くを乳以外の食事から摂れるようになること”なので、これはまた別の意味です。

 

さて本題です。

「断乳はしたくないなぁ。けど、うちの子、一体いつ卒乳するんだろう……1歳過ぎたのに、授乳回数新生児並だし(-_-;)。実は正直ちょっと辛いんだよなぁ〜(>_<)嗚呼、気が遠くなってくる……」

…そんな風に思ってしまう方もいるでしょう。私も、1歳の誕生日を迎えたのに、それでも授乳回数が一向に減る気配のないセガレに、正直「これでいいのかしら」と不安に駆られた時期がありました。
(07.07.27追記:WHO・ユニセフでは、イノチェンティ宣言の中で『子どもたちに適切で十分な食べ物を補いながら、2歳かそれ以上まで母乳育児を続けるようにしましょう。』と言っていますし、別段問題はないんですけどね〜)

そこで、卒乳をキーワードに色々本や検索で調べてみたところ、辿り着いたのが『ママが導く卒乳もアリ』という選択肢です。

特に、年齢のわりに、授乳回数が一向に減らない…という場合は、次の点をよく振り返ってみましょう。それは……

(゚▽゚;) おっぱい以外の方法で愛情を注いでるかどうか

子供を置いてしょっちゅう外出していたり、子供の相手をせず長電話やほかの趣味(例えばパ・ソ・コ・ン…にやり。)などに没頭することが多かったり、悩み事を抱えて塞ぎ込んでいたり、特に何も思わず要求されるままオッパイをあげてたり……

…ど〜ですか〜〜?(笑)

「おっぱいちょーだい」と欲しがっても、実際要求しているのはそれ以外の“ふれあい”だったりすることがあります。
何もすることがない=オッパイ、つまり授乳が唯一の楽しみになってしまって、年齢相応の遊びやふれあいが不足気味だと、ママの気を引くという理由だけで頻繁に欲しがるようです。

思い当たるならば、まず日中おねだりをされた時に、露骨に「ダメ!」と言うのではなく、試しに
 ・果物やオヤツ(甘い菓子類などはやめときましょう)をあげてみる
 ・お茶やお水をあげてみる(ジュース類はやめときましょう)
 ・絵本を取り出して、「これ読もうか?」と誘ってみる
 ・オモチャを用意して、誘ってみる
 ・体を張って遊んでみる(高い高い〜とか、コチョコチョとか)
 ・お外遊びへ誘ってみる
…というような切り替えしをしてみてください。
まんまと乗ったらそれは「とりあえず暇だったから構って欲しかった」ということになります。

我が家も試しに一定期間実行してみたら、日中は昼寝前以外は、頭をぶつけたり、私に怒られて泣いた時(^^;くらいしか欲しがらなくなりました。

また、気を紛らわしてもどうしても欲しがって泣く場合は、本当におっぱいを必要としている時ですので、そういうときはあげても構わないでしょう。
日中の需要が減ると、夜も自然にまとめて眠ることのほうが多いようですが、そうでない場合夜の回数を減らす時も、試しに背中をトントンしてみる、手を優しく握ってみる、抱いてあやしてみる、麦茶や白湯をあげてみるなどを試し、それでも泣き止まない場合はおっぱいをあげてみてください。

まず、念頭においておきたいポイント、
 !決して焦らず、時間をじっくりかける。イライラをぶつけないこと。
 !“誰もがいつかは卒乳する”ということを認識する。
…以上の2点を踏まえた上で、接すると良いでしょう。あまりママが「乳離れ」に固執しすぎると、子供は敏感に察知して不安になり、逆にオッパイに執着して回数が増えることがあります。

間違えてはいけない点として、一気に回数を減らさない、ということが挙げられます。
完全に授乳をやめるわけではなくても、例えば一日当たり8回以上あったオッパイタイムを、突然半分以下に減らそうとすれば、それは乳房への負担と子供の戸惑いを考えたときに、断乳とさほど変わらないのではないかと私は思います。

目安として、離乳食を進めるように、“2週間に1〜2回減らす”くらいのつもりでやると、おっぱいにも負担がかからないし、子供もそのペースに慣れてきます。
これを繰り返していると、振り返ってみた時、授乳回数が徐々に減っていくのを実感することが出来ます。回数が減れば、何も急いで完全に乳離れをさせなくても、本人のペースに任せられるようになると思います。

実際、100%完全にオッパイから離す必要はないと思いますので、寝る前くらいしか欲しがらなくなれば、あとは授乳のほかに
 ・絵本を読む
 ・その日あったことについてなど、語り合う
 ・歌を歌う
などの「寝る前のお決まり」パターンを二人で作り、徐々に授乳が必要なくなるまで本人の“心のペース”に任せてよいのではないでしょうか。

また、妊娠などで授乳中に乳首が痛んだり、お腹が張ったりしたときは、穏やかに「ママ、ポンポン痛いからちょっとお休み出来る?」などと語りかけて中断し、“ちょっとの我慢”を覚えてもらうといいです。
我が家の場合、最初泣かれてしまったので、張りが引くまでとにかく抱いて「ごめんね〜」と、なだめるのが大変で、結局すぐにまた「パクッ」となったんですが、それで落ち着いた後にもう一度説明したら、自分から「ママ、ポンポンイタイ」と、オッパイから離れるようになりました。分かってくれるもんですねー。

改めて誤解の無いようにお願いしたいのですが、卒乳とはあくまでもお子さん自身が決めて相成った“結果”であり、“お母さんが意気込んで取り組む儀式”ではありません。

ここで紹介した「ママが導く卒乳」というのは、おっぱいに頼りすぎた日々を送ってきた結果、1歳を過ぎても必要以上に求めてこられて辛い…という場合に、おっぱい以外にも楽しいことがあるのだ、ということを徐々に教える等「これまでの接し方を見直す」ことを指します。断乳と卒乳は全くの別物です。

近頃、情報を提供する側の方たち(知る限りでは企業運営サイトや公共サイト、業者のパンフレットなど)が、断乳行為を「卒乳」と言い換えてしまっているケースがあるために、前述のようなお母さん方の間での混乱が起きてしまっているようなのです。

くどいようですが、断乳をしてはいけないと言っているのではありません。
私自身も上の子には断乳をしましt(ry しつこいですね。はい。
両方についての正しい知識を身につけた上で、それぞれのおっぱいカップルを取り巻く環境や都合、ポリシーでどちらを選択するか吟味していただきたいと思います。

【参考】
改訂版・誰にでも出来る母乳育児(メディカ出版)ラ・レーチェリーグ
日本母乳の会
おっぱい育児Web

(2003.08.24 記) 2006.10.04修正・加筆

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 '06.10.04(水) 23:23
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